キッチンリフォームは何日かかる？期間の目安を実際の事例から見てみよう

キッチンの使い勝手をよくしたり、古くなった設備を入れ替えたり―。新しいキッチンを考えるのはわくわくしますが、気になるのは「キッチンリフォームには何日かかるの？」という部分。

キッチンリフォームは1日で終わる場合もあれば、1週間以上かかる場合もあり、工事の内容や建物の状態によって大きく変わります。リフォーム中はキッチンが使えないため、工事中の食事をどうするかも気になるところです。

今回は実際の事例を交えながら、気になるキッチンリフォームの日数や生活の工夫について、わかりやすく紹介します。

キッチンリフォームにかかる日数は？工事期間の目安を解説

キッチンのリフォームは、どのような工事をするかによって必要な日数が変わります。おおよその目安としては、以下の通りです。

コンロや蛇口といった設備の交換であれば、ほとんどの工事は当日で終了します。キッチン本体を入れ替える場合も、同じ形状やサイズの入れ替えなら最短2日で完了するでしょう。

一方、間取りを変えて開放的なオープンキッチンを採用したり、傷んだ壁や床の張り替えやコンセントを追加したりする場合は、1週間〜1ヶ月近くかかるケースも少なくありません。

またキッチンのリフォームでは、一時的に水道管の元栓を締めます。工事期間中ずっと断水が続くわけではありませんが、タイミングによってはキッチン以外の水道も使えなくなりますので、注意しましょう。

短期間で終わるキッチンリフォームのケース

キッチンリフォームの中でも、当日～数日程度と、比較的短期間で終わりやすいリフォーム例を紹介します。

コンロや水栓などの設備のみ交換する

ガスコンロを新しい機種に入れ替えたり、水栓を首が伸びるシャワータイプに入れ替えたりといった設備の交換のみであれば、多くの工事は1日で完了。朝リフォーム工事をスタートすれば、夕食づくりは新しい設備で行えます。

なお、一戸建てでガスコンロをIHクッキングヒーターに交換する場合は、200Vの専用回路が必要です。契約アンペア数の変更についても忘れずに手続きしておきましょう。

キッチンを同じ形で入れ替える

同じ形・サイズのキッチンで入れ替える場合は、配管を変えずに済むケースが多く、壁や床もそのまま使用できるので工事目安は最短2日程度です。内容としては、1日目に養生や既存キッチンの解体・搬出。2日目に新しいキッチンを搬入・設置するのが一般的です。

大幅な間取り変更がない

今の間取りを変えずに既存の壁や床をそのまま利用する場合も、工事は比較的短期間で完了します。できるだけリフォームにかける日数を少なくしたいときは、既存の間取りを生かした形でリフォームプランを考えてみるとよいでしょう。

工期が長くなるキッチンリフォームの特徴とは？

次に把握しておきたいのが、工期が長くなるキッチンリフォームの種類や特徴についてです。目安を事前に知っておくことで、リフォーム期間中は家で過ごせるのか、あるいは一時的な引越しが必要なのかなど準備できるでしょう。

間取りやキッチンの形状を変更する場合

壁を取り払って一続きの空間にしたり、キッチンの位置を壁付けから開放的なオープンキッチンにしたりなど、大幅な間取り変更を伴うリフォームは、配管の位置変更や床材・クロスの張り替え作業を伴うため、工期が長くなりやすい傾向です。

特に建物の骨組みを残して大々的に間取りを変更するスケルトンリフォームは特に工期が長くなるため、打ち合わせのときからよく確認しておきましょう。

リフォームする場所の傷みや損傷が激しい場合

キッチンの配管から水漏れしていて床材が腐食していたり、壁のタイルが経年劣化で剥がれ落ちたりしている場合、まずは建物の状態を整えなくてはなりません。特に築年数の経った建物の場合は工期がかかりやすくなるため、注意してください。

建物に特別な工法を用いている場合

日本の木造住宅は、柱と梁を組み合わせる「在来工法」が主流です。在来工法はリフォームしやすく、ノウハウも広く知られている工法ですが、最近では構造にこだわった独自の工法で建てられた住宅も多くなっています。

このような建物で間取りを変更する場合は工期が長くなることもあるため、打ち合わせでよく確認しておきましょう。

実例で見る！キッチンリフォームにかかる日数の目安

ここからは、オンリーワンリフォーム石友が手がけたリフォーム事例を参考に、日数の目安をご紹介していきます。リフォームは現場の状況によって日数が変わりやすいため、あくまで参考としてお考えください。

【事例1】1日で完了したケース

Before

After

・エリア：石川県内灘町
・リフォーム費用：119万円（エコキュート交換・レンジフード交換含む）
・工期：1日間
・築年数：30年
・Panasonic IHクッキングヒーター　KZ-W163S

こちらはエコキュートの交換を機に、リフォームをご依頼いただいた事例です。高齢になってきたご家族が使いやすいように、安全面を考慮してガスコンロをIHクッキングヒーターに交換。エコキュートの交換とIHクッキングヒーターへの交換、レンジフードの交換と、すべての工事を1日で完了させました。

>>エコキュート・キッチンリフォーム～あったか給湯とお手入れラクラクで快適な暮らしに／石川県内灘町

【事例2】2日～1週間以内で完了したケース

Before

After

・エリア：富山県高岡市
・リフォーム費用：160万円
・工期：4日間
・築年数：35年
・Panasonic　ラクシーナ

こちらはキッチンの形状は元のまま、壁と壁の間にぴったりと納まるように新しいキッチンを設置した事例です。既存キッチンは壁出し水栓で出窓もあり、ぐるりとステンレス板が張り付けられていたため、壁にも手を加える必要がありました。そのため、同じ形状のキッチンの入れ替えですが、工期は4日間と現場での調整が必要になっています。

カウンターと収納のサイズ調整にこだわり、無駄のないすっきりとした見た目を叶えました。

>>キッチンリフォーム～細かい寸法変更も対応／富山県高岡市

【事例3】1週間以上かかったケース

Before

After

・エリア：富山県富山市
・リフォーム費用：386万円
・工期：14日間
・築年数：30年
・LIXIL リシェル

最後にご紹介するのは、間取りを変更して開放的なアイランドキッチンを採用した事例です。既存キッチンも対面タイプでしたが、壁に囲まれているため暗くなりやすく、コミュニケーションも取りにくいのが悩みでした。

今回のリフォームではキッチンとダイニングの間の壁を取り払い、アイランドキッチンを採用して間取りを一新。キッチン空間がぐんと明るくなり、日々の生活によりゆとりを感じられるようになったと、喜びの声をいただいています。

>>キッチンリフォーム～アイランドキッチンで家事も生活も快適な空間へ／富山県富山市

キッチンが使えない間の食事はどうする？おすすめの方法を紹介

キッチンをリフォームするうえで考えておきたいのが、工事期間中の食事をどうするかです。無理せず取り入れやすい、3つの方法を紹介します。

外食や中食を中心にする

リフォームの日数が比較的短い場合は、思い切って外食中心の生活に切り替えてみましょう。工事中は家でくつろぎにくくなるため、外出がよい気分転換にもなります。

家族の人数が多くて費用負担が気になる場合は、買ってきた惣菜やお弁当を自宅で食べる、中食を取り入れるのもおすすめです。

卓上IHやホットプレートを活用する

水道から水が出せる状態なら、卓上IHやホットプレートを活用しましょう。手の込んだ料理は難しいかもしれませんが、工事期間中と割り切れば、いつもより手軽に調理を楽しむきっかけにもなります。

カット済みの食材や宅配食材を利用する

リフォーム工事が長期間におよぶ場合は、カット済みの食材や宅配食材を積極的に利用しましょう。洗い物を減らせるので、リフォーム中に調理器具を片付ける手間もなくなります。

家族の人数にもよりますが、水回りをまとめてリフォームする場合や、長期間におよぶ場合は、ウィークリーマンションやマンスリーマンションを仮住まいとして利用するのも方法の1つです。

リフォーム中の生活も見据えて快適なキッチンづくりを

新築と違い、リフォームは今現在住んでいる建物に手を加えていくため、リフォームにかかる日数に合わせた生活のイメージも必要になってきます。

「リフォームしたいけれど、具体的にどうしたらいいかわからない」と不安を感じている方は、まずはショールームで、今のお悩みや理想のキッチンについてお話してみませんか？経験豊富なスタッフがお客様の気持ちに寄り添い、一緒に考えながら、ご要望を形にいたします。

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