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キッチンリフォームの
重要ポイント

一般的には調理は365日朝昼晩と行わないといけませんので、リフォームすることで少しでもラクに
調理ができるようにしたいと誰しも思っていらっしゃることだと思います。
POINT

リフォームを検討される際に
考慮しておきたいこと

収納性能が向上

TOTO、パナソニック、LIXIL・・・など、様々なキッチンメーカーとシリーズがありますが、現在のキッチンは昔のキッチンとは異なり、主流は引き出し式の収納タイプですので、引き出し奥の収納物も簡単に取り出しができ、頻度の高いものは上部引き出しに入れ、屈まなくてもラクな姿勢で調理器具などが取り出しやすいようになっています。
収納性能が向上しているということが、今のキッチンの大きな特徴の一つではないかと思います。

一般的に調理は365日朝昼晩

キッチンをリフォームする理由としては、「古くなったからそろそろ新しくしたい」「掃除のしやすいキッチンにしたい」など、様々な理由があると思いますが、一般的に調理(家事)は365日朝昼晩と行わないといけませんので、リフォームすることで少しでもラクに家事ができるようにしたいと誰しも思っていらっしゃることだと思います。

不満点や使いづらい点を理解

家事を少しでも楽にしたい、そのためには、「現在の調理の仕方」を振り返ることで、ご不満点や使いづらい点などを理解することが大切です。
例えば現在調理の際に使いやすいように、キッチンのコンロ付近上にたくさんの調味料が置いてありますが、後片付けの際の油汚れを拭き取るのに、毎回調味料をずらさないといけないので不便に感じているという不満点があるとします。

リフォームの方向性で現状の振り返りは非常に大切

その不便さを解消するために、調味料を取り出しやすく、かつ掃除がしやすいような置き場を設置したいという一つのリフォームする目的が見えてきます。その解決法の一つとして、写真のような調味料をたくさん収納でき、かつ使いやすいようなキッチンの仕様にするということに繋がります。
このように調理の仕方を振り返ることで、ご不満な点や使いづらい点を明確にし、一つでも多くそれを解消することができたのであれば、その分だけ調理(家事)が必ずラクになるはずです。また、「現在の調理の仕方」を振り返ることで、ストック品の置き場がない、家電やゴミ箱の置き場に困っている・・・・など、システムキッチンに関わる以外の様々な調理(家事)の不満点が見えてきたりもしますので、リフォームの方向性を検討する上で現状の振り返りは非常に大切なことだと捉えています。

POINT

現在の調理(家事)の仕方を
振り返る

リフォーム全般に言えることでありますが、特にキッチンやダイニング・リビングのリフォームの際には現在の暮らし方、使い方を振り返ることは本当に大切なことです。
当社ではリフォーム内容をご提案する前には現在のお住まいの状況を確認させていただきますが、その際には「片づけをしないで、普段の状況のままで」というお願いをしています。

「普段の状況のまま」で確認

リフォームの内容をご提案するにあたり、一度お住まいの状況を確認させていただきますが、一般的に家族以外の人が家に入るということになると、誰しも事前に片づけをしてお迎えしていると思います。
しかし、片づけをしてしまうと普段の生活がどのようにしているのか、何にお困りになっているのかということが分かりづらくなってしまいます。
当社ではお住まいを確認させていただく際には、「普段の状況のまま」を見せていただくことで、普段の生活状況やお困りごとなどを確認しています。当然、お客様自身に生活状況をお聞きし、ご要望やご不満点、また問題に感じていらっしゃることをお聞きしておりますが、そこにはお客様自身が気づいていないということもあります。
お客様のほとんどの方は長い年数を現在のスタイルで生活されていますので、お住まいの状況を見させていただいた際、客観的に見て「お困りだろうなぁ」ということに対して、不自由を感じていないということがあります。
それは仕方がないことで、何年、何十年にも渡って現在の暮らし方を繰り返し行っていますので、現在の生活スタイルが当たり前の感覚に陥ってしまうことがよくあります。

リフォームの本質は暮らしが安心・安全に、快適に

しかし、それは全く悪いことではありません。各ご家庭での生活スタイル、また使い勝手などはそれぞれですから、そこに正解はありませんし、あくまでそのご家庭で生活のしやすいスタイルこそが、本来あるべき形です。
当社ではあくまでお客様の考えを第一に配慮しつつ、リフォームするという本質はただ新しくなれば良いというわけではなく、暮らしが安心・安全に、また快適になっていただきたいという想いから、客観的な視点をもってご提案をすることも大切にしております。
その提案がお客様のお考えから採用されないこともあったりしますが、リフォーム後に「もっとこうすれば良かった」ということがないよう、計画段階でできる限り様々な方向性をご検討できるような提案を大切にしております。そのためには「現在の暮らしをしっかりと振り返ること」、これがより良いリフォームに必ず繋がると考えています。

POINT

生活スタイルに応じて
キッチンの形を決める

調理を楽しく、快適にしたい

キッチンの形は本当に様々です。そこにはどのように家事(調理)をされたいのか、どのような暮らしをしていくのか、そこに求められる形というのは各ご家庭によって異なります。
その中で皆さんが共通しているのは、調理を楽しく、快適にしたいということは誰しも思っていることだと思います。

I型キッチンの長さ

システムキッチンの形状はI型、L型、コの字型、対面、フラット対面、独立型など様々なキッチンの形状があります。その中でI型のキッチンを設置される方が一番多いのではないかと思います。
通常のI型キッチンの長さは、メーカーによっては細かく寸法を変化させることもできますが、一般的には2,550mmを基準に2,400mm、2700mmと150mmピッチで寸法を変えることができます。
一般的な2,550mmのキッチンの場合、調理スペース(まな板などの作業できる幅)は750mmから800mmくらいですが、これが2,700mmになりますと、コンロやシンクの大きさは2,550mmと同じ大きさになるため、長くなった150mm分は調理スペースが広くなるということになります。

対面式キッチンの特徴

またキッチンの形状でご要望が多い中に対面式キッチンがあります。
この形になりますと、写真のように背後に食器棚、家電棚、冷蔵庫が配置できますので、調理動線がコンパクトになり効率良く家事ができるようになります。
またそこには、調理をしながらの家族とコミュ二ケーションが取りやすくなることも大きな特徴です。

ここでは対面キッチンの形をいくつかご紹介させていただきたいと思います。

ダイニングやリビングとの空間に一体感を持たせ、空間を広く見せる
①ダイニングやリビングとの空間に一体感を持たせ、
空間を広く見せる

新築の形で多い形の対面キッチンは、上の写真のような吊戸棚を設けないことでダイニングやリビングとの空間に一体感を持たせ、空間を広く見せるという形です。
調理をする際も開放的な空間でできますので、非常に気持ち良くできるのではないかと思います。
対面キッチンの中では非常に人気がある形です。

ダイニングやリビングとの空間に一体感を持たせ、空間を広く見せる
②システムキッチンにテーブルを横づけ

時にはシステムキッチンにテーブルを横づけすることで、配膳が非常に楽にできます。
また食事中のおかわりや調味料を取りに行く際も非常にスムーズな動線で動くことができます。
時には奥様が調理をしながらテーブルで本を読んだり、「調理しながら・・・する方」には非常に適した形でもあります。

ダイニングやリビングとの空間に一体感を持たせ、空間を広く見せる
③来客時に気持ちよくお迎えできるような対面キッチン

来客が多いご家庭には、キッチン用品が見えると生活感が出やすいので、ダイニング側からキッチンを見えづらくする形で、来客時に気持ちよくお迎えできるような対面キッチンの形もあります。
ちょっとズボラなやり方かもしれませんが、キッチン周辺はどうしても物で溢れる傾向にありますので、このようなやり方も良いと思います。

ダイニングやリビングとの空間に一体感を持たせ、空間を広く見せる
④収納カウンターを対面上に設置

場合によってシステムキッチンではなく、収納カウンターを対面上に設置することで作業や仮置きスペースをより確保した場合は、非常に配膳がスムーズになります。
またキッチンまわりの通路を通りやすいので、奥様だけでなく、ご家族も動線がスムーズになります。
対面も含めてI型のキッチンのご紹介をしましたが、それ以外のキッチンにはL型やコの字型があります。
これをご使用されるケースとしては間取り上、I型が設置できないということも稀にありますが、調理の使い勝手を考えてI型以外の形状を選ばれるケースが一般的です。

L型、コの字型の特徴

L型やコの字型になりますと、よく言われるのがカウンターのコーナー部分が使いづらいということがあります。
ここはデッドスペースになりやすく、多くの方がその部分に電子レンジや調理器具、調味料が配置されていたりします。

コーナー部に物を置く

このコーナー部に物を置くということも一つの考え方ですが、I型と比較するとL型やコの字型のキッチンは、作業できるカウタースペースの面積がI型よりも広いため作業がしやすいということが最も大きな魅力です。
カウンター面積が広いと物の置き場に困りませんし、異なる作業を同時に行うだけの広さもあります。
ですので、コーナー部では直接的に調理作業をすることはできませんが、調理をする際のサポート的なカウンターとして利用することが良いと思います。
またI型は常に左右に体を移動してシンク、コンロ、調理を行うのに対して、L型、コの字型キッチンは身体を90度ひねるだけで異なる作業に移れるということも魅力の一つです。

お子様やご主人様と一緒に調理を作りたい、お客様を招いてのお食事会がしやすい形にしたいなど、昔のキッチンは料理を作るためだけの場所でしたが、最近のキッチンは家族がコミュニケーションをとるための場所に変化してきています。
ご家族皆さんの生活スタイルがバラバラであっても、食事だけはご家族団欒の時間であることを考えますと、キッチンの在り方は非常に大切であると考えます。
また奥様にとって調理は、家事の中でも最も時間を費やすことを考えると、少しでも楽しく快適にその時間を過ごすことができるように、ご自分、またご家庭に合ったキッチンの形を検討していただくと良いと思います。

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